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大人のADHDのチェック 方法: 就労環境への適合という観点から

公開日
更新日

 
執筆:Mocosuku編集部
 
 
2016年5月25日に、発達障害者支援法が改正されました。これは、アスペルガー症候群自閉症ADHDなど発達障害者の就労支援を強化するものとなっています。特に、多動性、衝動性、注意欠陥等を特徴とするADHDである人が、働く場合、様々な困難が想定されます。また、大人になって発症する場合もあり、原因も分からず悶々とした日々を送る人も多い事が想定されます。 この記事では、就労環境への不適合という観点で、 大人のADHDのチェック ポイントを探ります。
 
 

職場で問題となる可能性のあるADHDの特徴

ADHDの特徴は、おちつきがなく、じっとしていられない「多動性」、感情的で、急に怒ってします「衝動性」、うっかりしていてミスを多発する「注意欠陥」が主要なものですが、「多動性」と「衝動性」は、大人になるとある程度自覚でき、改善される傾向にあります。
 
したがって、大人のADHDを就労環境への適合という観点でみるとき、特にチェックすべきは、「注意欠陥」ということとなります。
 
注意欠陥は、前述したとおり、うっかりしていてミスを多発する傾向のことですが、大人のADHDについて更に具体的にいうと次のようになります。
 
・ケアレスミスが多い
・社内のルールや決めごとを忘れる
・もの忘れが多い
・約束や締め切りが守れない
・人の話を集中して聞けない
 
会社の業務は、ある一定の決めごと、手順と、関連する多くの人とのコミュニケーションで、成立するものです。よって、上述したように、本人に自覚はないが、ADHDである場合、決めごとを忘れる、守れない、コミュニケーションに支障があるということにより、色々なトラブルを何度も引き起こすことになります。
 
年齢や経験を増すことにより、要求される仕事の質は高くなり、責任も重くなりますので、こういった不注意、集中力の不足によるトラブルは深刻でしょう。
 
 

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案外多い大人のADHD! あなたは大丈夫?

大人のADHDは、成人の3~4%にも達すると言われており、日本では、約400~500万人の患者がいると推定されます。この内、かなりの数の人は、自分がADHDである事を知らず、適切な治療を受ける事も無く、日々の会社生活で困難を感じているのです。
 
前項であげたようなトラブルを職場内で起こしているかどうかチェックし、もし当てはまる部分があるのであれば、大人のADHDである可能性がありますので、受診する事が必要です。
 
 

就労の適合性から 大人のADHDのチェック をすることの重要性

働く事は、経済的にも、精神的にも重要な事です。もし、仕事が上手くいかない場合、経済的にも、精神的にも大きな負担となります。就労の適合性から 大人のADHDをチェック することは、生活のクオリティを維持するためにも、重要でしょう。
 
また、就労との不適合が出ており、トラブルが頻発している状況はストレスを本人に与えます。 大人のADHD患者は、うつ病になりやすいと言われていますが、その背景には、原因が自分ではよくわからず、職場で上手くいかない為に生じるストレスがあります。様々なトラブルがADHDである事が明らかになれば、ストレス、うつ病になるリスクが軽減するのです。
 
また、ADHDは、ある意味体質ともいえるもので、完治する方法はありませんが、ADHDであること、ADHDの特徴を充分自覚することにより、症状を抑えることが可能です。
 
まずは、自分が会社の中でこれまで経験したトラブルを思い返し、ADHDの特徴である「注意欠陥」にあたる部分はないかチェックしてみましょう。
 
 

オススメリンク

 
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自閉症スペクトラム (ASD)とアスペルガー症候群との関係は?
 
ADDとADHDの違い って何?ADDについて詳しく知ろう!
 
「ADHDチェック :ADHDかどうか不安な時は、チェックしてみよう!」
 
「ADHDの原因 ってなに?脳の機能障害?遺伝も関係するの?」
 
「ADHDの治療 って?薬物療法、心理療法など治療法を解説!」
 
「ADHDの有名人 :ケースを通して彼らはどうして成功できたのか考察する!」
 
「ADHDの診断 :基準はなに?診断基準や症状について」
 
ADHD含む発達障害を分かりやすく説明した動画として以下のようなものがありますので、参考にしてください。

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